ad
  1. 創庫
  2. 文章
  3. 週刊少年ジャンプ 感想
  4. 2003年9号

NAVI:



週刊少年ジャンプ 感想

2003年9号

1−28 ジャンプ9号

24日にジャンプの編集長、高橋俊昌さんが亡くなりました(参照)。まだ44歳で、働き盛りというか、うちの両親より若い年齢での急死。いくらなんでも早すぎです。

24日は金曜日で、ジャンプは早いところだと土曜日ぐらいに売ってたりするようなので、今週号には追悼文などは間に合わなかったみたいですね。

BLEACH(ブリーチ)  :  久保帯人(くぼ たいと)

作品内でしか通用しない用語が多すぎです。その分話に入り込めば面白いのかもしれないけど、どうも入りきれないのは何故。

チャドと織姫に一度ずつ見せ場があって、石田はきっかり一度ヘタレてくれて、ソウルソサエティに何とか入り込むことに成功して、門番が現れたところで以下次号。話の流れ自体はテンポよくそつなく纏められています。絵も上手いと思うし、もう少しとっつきやすさが出てきてくれれば。

アイシールド21  :  原作稲垣理一郎(いながき りいちろう) 漫画村田雄介(むらた ゆうすけ)

すっかりセナとのコンビがはまっているモン太。そういえば仲がいいといえるまもり姉もヒル魔も栗田も進も桜庭も年上(たしか)だし、同年代からはずっとパシらされていたみたいだし、今のところモン太は唯一セナの対等の友人と呼べる立場なのかも。

宣伝のために試合すれば、というアイデアに対しすぐさま試合を組むヒル魔。先週鮮やかにモン太を勧誘して見せたし、やはりこの人が出てくると話がよく動く。アイシールド21のテンポのよさを支える、一番の重要人物ですね。何気に仲の悪いまもりのアイデアも即座に取り入れる柔軟さも見せ付けられたり。

足を見ただけでセナの正体を見抜く進は鋭すぎ。いまだにセナの正体に気付かないまもり・モン太は鈍すぎ。

すっかり定番となった格ゲー的演出(〇〇VS××ってやつ)ですが、試合外でも使ってくる姿勢がイイです。作者側が緊張感を失っていない証拠と言うか。

バイクを追いかける(走る)ことになったとたん目つきが変わるセナがイイ。追いついた瞬間の顔なんかうしおととらっぽく見えたぐらい、激しい変貌。ただ、バイクが爆発するのはやりすぎかと。

賊学リーダーの情報を新入りのモン太に解説してもらうセナは、やっぱり主務には向いてないみたいです。

リーダー相手に一歩も引かない度胸を見せるセナ。それなのに言うセリフは「最強は進さんです」なあたりが謙虚でいいです。セナは臆病なんじゃなくて、勇気を他人のために奮うキャラなんですね。

NARUTO( ナルト )  :  岸本斉史(きしもと まさし)

ツナデは忍者の小隊の中に医療の心得があるものを一人入れる、というスタイルを確立した人らしいです。しかし忍者って隠密行動の職業なはずで、そもそも敵に見つかって戦闘してしかも負傷しているようじゃ失格なんじゃないでしょうか。忍者の小隊じゃなくて、普通の軍そのものに提唱したスタイルなのかな。

木の葉マークの由来が明らかに。この漫画の回想ってあまり好きじゃないんですけど、今回は直後のナルトの奮起とあわせてなんとなく気に入りました。そして第二段階クリアしてそのままツナデのところへ直行。第三段階は実戦で身に付けてそのまま必殺技お披露目ってところでしょうか。

文化遺産をぶっ壊して登場の大蛇丸。ひどい。

ONE PIECE(ワンピース)  :  尾田栄一郎(おだ えいいちろう)

ゲダツのうっかりのせいで神兵に沼雲が命中し、その様子を見てチョッパーが技の性質を理解し、モロローグで説明。喰らったら終わりなまさに「必殺技」の説明としては上手いと思いました。敵が自分の技の特徴とかなんとかをわざわざ主人公チームに説明してしまうのは萎えですし、一撃受けたら終わりの技では一発喰らって性質を理解ってのも不可能ですから、こういう工夫は嬉しいです。

そしてもう一つの技の説明にも上手く使われた神兵。ちょっとかわいそうかも。

ただ、そういう説明は上手いけれども、肝心の戦闘自体はイマイチな出来だと思います(重くなって落下速度アップっておい)。それより「空白の100年」とやらの謎解きを早くして欲しかったり。

テニスの王子様  :  許斐剛(このみ たけし)

いーんじゃねーの ガキなんて自分の玩具でよ!」いや、いいのかよ!

ああ、やっぱりこういう「冷めた連中が主人公チームとの戦いによってスポーツへの情熱を取り戻す」的お約束大好き。試合後すぐに練習ってのはどうかと思うがまあいいや。

ベスト4が順当に出揃い、残るチームはあと一つ。最後の椅子をかけて千石と神尾が戦っているわけですが……、すいません、二人とも知りません。

いちご100%  :  河下水希(かわした みずき)

いつもにも増して真中がへタレ。痴漢呼ばわりされた時すぐさま反論していればよかったものを何も言えずに、東城に庇ってもらって結局それが裏目に出て東城たまらず逃亡。そこまで迷惑かけときながら「下手な言い訳赤の他人にしてみたところで何になるわけでもなし」とか言っちゃってる。しかも逆襲方法がセコい(笑ったけど)。

新キャラの天地君はすっごくうっとうしいことは間違いないけれど、いい人なのも違いないので嫌いじゃないです。鮮やかなる先制攻撃も本当に鮮やかだったので、もういいや東城、くっついちまえ(投げやり)。

シャーマンキング  :  武井宏之(たけい ひろゆき)

ああ、「罠の花」というのは偽者の剣を使っただまし討ちの事だったんですね。

しかしマルコがムスカ大佐に見えてしょうがないです。千と千尋を見た影響でしょうが(あれ、赤かったんですかね?)。

ラキスト(知らない)登場で来週は回想編に入りそうです。ちょっと嫌かも。

ボボボーボ・ボーボボ  :  澤井啓夫(さわい よしお)

ボーボボのチームワークネタは何回か既出なので、あまり笑えず。今週はぬの車とテリーマンが収穫でした。あと「オレ達が何をしたんだー」ってのもあまりに正論なので笑いました。

しかしテリーマンなんて、今のジャンプ読者は知ってるんでしょうか。僕は知りませんが(それでも知ったかぶってテリーマンが収穫でしたとか言っちゃう)。

ヒカルの碁  :  原作ほったゆみ 漫画小畑健(おばた たけし) 監修梅沢(うめさわ)ゆかり

観戦に来た越智との遭遇やチャオシイがなんとなく大物っぽい事を考え合わせると、中国戦でメインスポットを浴びるのは社……なのでしょうか。これで見せ場終了だったりしたら嫌だなぁ。

越智だけじゃなく、碁会所の面々やおじいちゃんやお母さんなど、軽く全員集合の雰囲気な大盤解説。だからって北斗杯がラストバトルって訳じゃないですよね。あかりとかもいないし、名人と佐為の話も解決してないし。最近微妙に掲載順とかが低調なので(「はじめ」の影響かもしれませんが)、ちょっと不安。



今週は新キャラや新スタンドが多かったですが、そのせいもあってかなんとなく面白かったです。編集長のことを考えると来週以降が不安ではありますが。

1−29 ジャンプ9号

昨日の続きです。

Mr.FULLSWING(ミスターフルスイング)  :  鈴木信也(すずき しんや)

今週は激しく低調かと。猿野の打席への繋ぎの回なのですが、ギャグ、大コマ、お色気と、ページ数を稼ぐのに四苦八苦しているといった印象。

「無想の境地」「色即是空」なら強引に引っ張る打撃より、ボールに逆らわず流す打撃の方が合ってる気がしました。どうでもいいですが。

BLACK CAT( ブラックキャット )  :  矢吹健太郎(やぶき けんたろう)

銃の弾道(弾丸の速度は適当に調べたところ秒速200mとからしい。エアガンでも秒速80m)が見えたりするレベルの話なのに、時速180kmの鉄球を避けるのは訓練になるのでしょうか。持久力の問題とはいえ。

サノスケっぽい新キャラ、リバー登場。拳で銃に勝負を挑んだクレイジーなお人です。

てめーと闘っても俺には何の得もねーんだろ?」というトレインに対し、クリードに関する情報を賞品として持ち出すリバーとその仲間。そうなるとおかしいのは、「トレインと闘ってもリバーには何の得もない」と言う点です。自分の拳の強さを示して名前を売ることができる、といえばできますが、クリードを倒せばどっちみちかなり名前を売れるはずなので、今わざわざ危険を冒すことはないはずです。リバーが単なる戦闘狂だとしたら、メガネの人も仲間としてくっついたり、情報を賭けることに同意したりはしないでしょう。

ありうるのは、リバーとメガネの人だけでは心細いので仲間が欲しくて、かといって見知らぬ人にいきなり「仲間になってくれ」とか言っても断られると考えまず自分の実力を示そうとした、みたいな所でしょうか。クリードの情報持ってるのにスイーパーズカフェに来たのはなぜか、という疑問も仲間集めのためだったとすれば解消。この線かな。

最も、「なんかこの辺で障害一個作っておいた方がいいから適当に戦闘イベント見繕ってトレインに戦わせよう」みたいな安易な考えにも思えなくもないですが。信用ないヤブーキ。

グラナダ -究極科学探検隊-  :  いとうみきお

無銭飲食はそりゃまずいですよ。バカフェッサー。

なんか感想書きにくいです。あの運転手は何かの伏線だろうとか「あああばよジュゲム」の時の「ピッ」という擬音が敬礼(のようなもの)をしたと言う事を表しているのが分かり難かったとか、どうでもいいようなことばかり浮かんできます。次行こ。

プリティフェイス  :  叶 泰弘(かのう やすひろ)

ここで突然新キャラに正体バレちゃうぐらいなら吉田にバレてた方がよかったのでは。まあどっちにしろ、正体知ってるキャラが出てくるのは歓迎。

TATTO HERTS( タトゥーハーツ )  :  加治佐修(かじさ おさむ)

舞空術でも使わない限り、早い奴も遅い奴も空中では同じってことですね。そうやってクウヤを倒すために宙に浮かす事と、回転燕舞を破ることが同時に一つの行動で行われたのはなかなかイイ。のですが……、話の焦点をそこではなく単なる根性論(力尽きたけど気合でカバー)に合わせてしまったのが惜しい。

莫山がぶっ倒れて病院へ。見舞いに来たのがマスターとクズ鉄屋の二組だけだったので、本当ならこの話はもっと後の方で行われるはずだったんじゃないかと考えてしまいました。展開を早めるよう編集から指示が入ったのではないかと。……もうちょっと続いて欲しいけどなぁ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所  :  秋本治(あきもと おさむ)

署長・部長の顔が死んでます。話はまあまあ……。「アイアンマンレースより」のセリフに懐かしいにおいを感じました。

あの両さんを破ったマスコットキャラはどこの国の人なんだろう。

遊戯王  :  高橋和希(たかはし かずき)

ブラックマジシャンズガールが出て来たお陰で、マハードの元ネタがブラマジだと分かりました。どう考えてもこの人死んじゃうんだろうなぁ。で、セトによると人間を殺せば精霊が手に入るようなので、マハードが死んでブラックマジシャンと化し、遊戯の持ち精霊獣になるんでしょう(神は手軽につかえる精霊じゃないでしょうから)。マハードの実力はかなり高いようなので、普通に戦ってやられるとは考え難い。おそらく師匠を心配してこっそりついてきたマナをバクラが人質にしたりして勝負が決するとみた。

……なんか、伏線をちゃんと張って、ちゃんと回収できそうではあるのですが、それがあからさますぎるのがなんとも。まあ僕は「お約束」大好き人間なのでどんどんやっちゃって構いませんが。

Ultra Red(ウルトラレッド)  :  鈴木 央(すずき なかば)

ハカイ拳+丹田法のコンビネーションで閃勝利。しかしこの漫画、主人公が強いせいかキャラが立ってないせいか、どうも悪役の方を応援したくなってしまいます。勝利が嬉しくない……。

よりによって「鋼鉄のハンマー」相手に「ダイヤモンドの槍」を出してしまうのは例えが悪いです。ダイヤモンドが衝撃に弱く、ハンマーでぶっ壊れるっていう話は(本当かどうか知りませんが)有名ですから。

ROOKIES(ルーキーズ)  :  森田まさのり(もりた まさのり)

安西先生(らしき人)が気になって試合に集中できません。

目黒川(多分前悪だった高校(うろ覚え))がチームワーク重視になっていて、また、「ニコガクにはいない」監督の存在がクローズアップされてる。嫌な流れだな……。なんか、負けそうな気が。

HUNTERxHUNTER(ハンターハンター)  :  冨樫義博(とがし よしひろ)

先週は妙に背景が綺麗だった気がしていたのに、今週は絵が死んでます。話も今回は順当に流れて行っただけでヒネリもあまりなく、苦しんでいる印象。

そんな中一番の見所は、ビスケの「マジカルエステのクッキィちゃん(語呂がイイ!)」です。ビスケットの能力がクッキィ。どこかにサブレもいたりして。

パッとみた感じ、具現化+放出(実際に触れる人物を作り出す)、変化(特別なローション)、操作(マッサージさせる)、何かを強化してる気もする、といろんな系統が交じり合った、かなり複雑な念能力のような気がします。一見役立たずに見えますが、治療ができそうな能力なのでキルアの手の回復を早めたり、ローションにキルアの電気を流して(流れるよね?)攻撃したりと、キルアとの相性もバッチリ! これは決して単なるネタではなく、冨樫の綿密な計算の元に生み出された能力なのですよ、……多分。おそらく。

ストーンオーシャン  :  荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)

重力の影響が完璧になる位置に行くとパワーうpして天国行き、という仕掛けらしいです。ディオ様はどうやってこのことを? まあいいか。

神父が離れた場所にいる僅かな時間に承太郎と徐倫が仲直り(仲悪かったんですよね?)。目を見開いた徐倫や子どもみたいに指先だけ手を繋いで見せる承太郎がカワイイです。

そして神父、「止まった時の世界」に入門。一瞬驚きましたが、歴代ボスが時間操作の類の能力を手にしていることや、今の神父は時止めの王者ディオと合体(そんな話だったような、違っていたような)していることを考え合わせれば、別にそれほどありえないことでもない気がします。

承太郎が久々に「スタープラチナ・ザワールド」を放ちました(先週もやってました)が、止められる時間は5秒もあるんですか。僕の記憶の範囲では3部ラストで2秒ほど、4部では1秒ほどしか止められなかったはずなのに。まだ成長してるんですか。怖いお人です。

神に祈りを捧げながら身体中から光を放つ神父がなんともシュールで面白かったです。面白かったと言えば、理解完了騎乗で参上と妙に語呂がいい煽りや、巻末コメントのノラジョーンズ連呼など、漫画以外の面でも相変わらず面白い。エンターテイナーだなぁ。

アナスイはなんか「喰らえダイバーダウン!」と叫んで反撃を食らう、っていうケースが非常に多い気がします。先制攻撃しようとする意気込みはいいのですが、そろそろ下手に手を出すと、死ぬかも……。

そしてワールドがミニチュアサイズになったような新スタンドが騎乗で参上。止まった時で動けたことも考え合わせると、やっぱり時間系の能力っぽいです。同じタイプのスタンド! かもしれませんが、それだと徐倫の活躍の場があまりないというか、そこら中に糸の結界を作って腹ぶち抜かれそうというか、とにかく色々まずそうな気も。



そんなこんなで今週は面白かったのですが、それだけに編集長の死が悔やまれます。改めてご冥福をお祈りします。

PREV/ UP/ NEXT

NAVI: